星のかなたに・・・
サン=テグジュペリといえば、星の王子様。子どものころに読んどけばよかったのだけど、どの作品も知らない。
この本は、斎藤孝さんが、サンテグジュペリの作品の中から、心を癒してくれる素敵な言葉を選んで編集した本である。
サンテグジュペリという人は、様々なコンプレックスを抱えて人生を生きた人だったという。仕事、没落した貴族の家系、モテない自分・・・などなど。やがて飛行士という職業に出会って人生を広げていったようだ。
本書には、サン=テグジュペリが紡いだ言葉から、癒し系の言葉が紹介されている。
僕の気に入り:
「さよなら」と狐は言った。
「ぼくの言っている秘密っていうのはね、
とても簡単なことなんだ。
心で見なければ、ものごとはよく見えない。
大切なことは、目に見えないんだよ。」
さらに:
点灯夫が街灯に灯をともすとき、
それはまるで彼が新しい星や
一輪の花を誕生させたかのようです。
彼が街灯の灯を消すときに
その花も星も眠ります。
これはとてもステキな職業です。
ステキだから、
ほんとうに役に立つのです。
百式の田口さんは、ここから点灯夫という言葉をもらったのかなぁ・・
今日の本は、きのうのジェイカレッジで、ある素敵な方からいただいたもの。
Mさんありがとう!
人に自分の気に入った本を差し上げる楽しみを、この頃僕も覚えた。さりげなく、その人の心にヒットしたら最高にうれしい。
本は心を込めやすい・・・。今度、あの人にはどんな本を贈ろうか・・・。楽しみ。
★★★★+★の言葉
・自分を癒したい方
・自分がすきな方
・自分を鼓舞したい方