いまさら・・・なんて言わせない
毎日、そして何年も読んでる新聞。しかし、そこには驚愕の事実があった。
週刊こどもニュースの元キャスター池上さんが、こどもニュースでの解説くらいわかりやすく、新聞のヒミツとそこから得られる情報処理能術を語った本である。
ネット時代に、新聞なんてもう時代遅れ・・・なんて思わないでもないが、実はネット情報もテレビもいろんなメディアの送り手は新聞を大いに活用しているという。ほぉー。
いくつか「!」の新聞のヒミツがあった。
夕刊は「国内の午前中のニュース」と「海外の最新ニュース」で構成されて
いる。
新聞によって記事の方向性はずいぶん違う。例えば、2005年4月15日
の憲法調査会の「憲法改正」の最終報告に対し、各社はずいぶん異なる表現
をしている。
護憲派朝日: 9条改正方向示さず
改憲派読売: 9条改正議論前進
毎日 : 9条改正は否定せず
産経新聞 : 9条改正方向性確保
日経 : 改正の方向には幅
と、まぁいろいろだった。
微妙な表現は、警察当局などへの配慮でわざと曖昧にされているものがある。
一両日中にも強制捜査に = 捜査当局の動きをぼかす目的で、実際には
今日、捜索が入る・・・という意味
関係者の話でわかった = 関係者とは東京地検特捜部そのもの。わざと
ぼかしている。
などなど、へぇな話がいっぱい。
さらに、スクラップの取り方や、その活用の仕方など、ナルホドの方法論も展開されている。新聞読むなら、まずはこの本を読んでから。
普段、使い慣れたものや、読みなれているものなども、じっくり観察したり掘り下げたりすると、面白いものが見てくるかもしれない。
つい先日も、コピーマシンで、自動送りをしながら4コマ印刷みたいなことができることを発見(実はSさんに教えてもらった)、おおいにおどろいた。
よのなか楽しいことがいっぱいだ。
★★★★☆+新聞読みこなし隊
・新聞を面白く読みたい方
・新聞を読むのがすきな方
・新聞をもっと活用したい方