2006年10月07日

自分の会社をつくるということ ~ 経沢香保子 + 女性起業塾

   バケツの水があふれるとき・・・

書籍情報

自分の会社をつくるということ
経沢 香保子
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 1,919


本のひらめき

26歳で起業し、カリスマ女性社長へと駆け上った著者が、これから起業をめざす若い人たちに語りかける、起業の心得とヒント。

何を売るかというマーケティング戦略、どう転がすかという事業計画、人を雇うときの心得・・・など、起業のノウハウ本には、いろんなことが書かれている。本書にもそういったものが著者の経験とともに書かれている。しかし、もっとも響いたメッセージは、次のようなものだった。

 起業したいと思った人が、最初にやるべきこと。それは、今いる環境で
 認められることです。このことがすべての土台になります。

つまり、今の環境から逃げたりするのではなく、そこでまず認められ、周りの人からもこの人はすごい!と思われることがスタートポイントだということだ。

 自分の器サイズの小さなバケツでも、水がいっぱいになったときに
 もっと大きなバケツが待っているのです。

なるほど。コピーひとつとるにしても、達人技があるように、器をどんどん越えていくのがいいねー。

また、

 信用をつけるには、薄皮を積み重ねるように
 信用を積み上げることしかありません。

という。長年つきあっているTシャツ屋さんがいるけど、まさにそういうことなんだなあ・・・といつも思う。積み重ねが信用、信用がは絆に、つながっていくんだなぁ。絆を感じる人には人生の相談もできる。

起業を目指す人の道しるべになる本。


僕の思いつき

女性が起業するときに目標にするといい理想モデルは、「年商1億円、社員3~4人、オンリーワンビジネス」というところらしい。

女性でなくてもいいね。

経営者になった友人は、経験を重ね、成長の道を歩んでいる。会うたびまぶしくなるのがうれしい。

世の中に役にたてる素敵な起業家を目指そう。



オススメ度

★★★★☆+水があふれるとき

読んで欲しい方

・起業したいと考えてる方
・身近に起業家がいる方
・女性を元気にしたい方

Posted by webook at 2006年10月07日 20:16 | TrackBack