バケツの水があふれるとき・・・
26歳で起業し、カリスマ女性社長へと駆け上った著者が、これから起業をめざす若い人たちに語りかける、起業の心得とヒント。
何を売るかというマーケティング戦略、どう転がすかという事業計画、人を雇うときの心得・・・など、起業のノウハウ本には、いろんなことが書かれている。本書にもそういったものが著者の経験とともに書かれている。しかし、もっとも響いたメッセージは、次のようなものだった。
起業したいと思った人が、最初にやるべきこと。それは、今いる環境で
認められることです。このことがすべての土台になります。
つまり、今の環境から逃げたりするのではなく、そこでまず認められ、周りの人からもこの人はすごい!と思われることがスタートポイントだということだ。
自分の器サイズの小さなバケツでも、水がいっぱいになったときに
もっと大きなバケツが待っているのです。
なるほど。コピーひとつとるにしても、達人技があるように、器をどんどん越えていくのがいいねー。
また、
信用をつけるには、薄皮を積み重ねるように
信用を積み上げることしかありません。
という。長年つきあっているTシャツ屋さんがいるけど、まさにそういうことなんだなあ・・・といつも思う。積み重ねが信用、信用がは絆に、つながっていくんだなぁ。絆を感じる人には人生の相談もできる。
起業を目指す人の道しるべになる本。
女性が起業するときに目標にするといい理想モデルは、「年商1億円、社員3~4人、オンリーワンビジネス」というところらしい。
女性でなくてもいいね。
経営者になった友人は、経験を重ね、成長の道を歩んでいる。会うたびまぶしくなるのがうれしい。
世の中に役にたてる素敵な起業家を目指そう。
★★★★☆+水があふれるとき
・起業したいと考えてる方
・身近に起業家がいる方
・女性を元気にしたい方