バランスとはジャグリングのことだった!
東京スター銀行というのがある。ちょっとユニーク。というのも頭取が日本初の外国人。しかも43歳という若さ。マスコミで報道されたことを覚えている。
トップの色(言葉使い、行動、息づかい、価値観・・・)は、組織を良くも悪くも変えていく。どちらでもないトップは、しばし考えたほうがいい・・・。
本書は、東京スター銀行を2年ほどで一部上場企業にした著者の人生と仕事の思いを語った本である。
ツボは、ワークライフバランス。タッドさんは、自分(Self)、人間関係(Famly)、社会(Volunteer),仕事(Work)という4つのバランスが大事だという。バランスといっても天秤のようなバランスではなくジャグリング(お手玉)のようなダイナミックなバランスが大切だという。落とさないように集中することで、すべてのボールに気を配ることができる、そのことがいいという。なるほどこの考え方はいい。常に動いていて、どれかが欠けてもよくない。
実際にタッドさんは、ジャグリングができるようだ(ただし3つのボール)。実は、僕も今、ジャグリング練習中。共通項をみつけると人はうれしくなる。
家族を大切にするという頭取の意図をうけ、スター銀行では2週間連続のバカンスがルールだという。(トリンプもたしかそんな感じだった)
仕事では、「現在の仕事で、誰の目にも明かな実績を、1年以内に作ること」が大切だという。
なんといっても4つのボールを意識することが一番重要だという。どんなに仕事で忙しくても・・・
ジャグリングスタイルで決めてみよう!
BSC(バランス・スコアカード)の簡単すぐわかるバージョンを書くことになった。今年末が目標。
本書を読んで、バランス=天秤という考え方ではなく、ジャグリングという捉え方もあるんだなーと学ぶことができた。次の本には、タッドさんの視点を取り入れてみよう。
世の中には、まだまだ学ぶべきことがいっぱいある。嬉しきかな! 笑
★★★★☆+ジャグリング
・仕事と家庭のバランスを取り戻したい方
・仕事も遊びもすきな方
・気持ちのいい成功をめざしたい方