経済学って、こんなに楽しいの?
経済学と聞くとどんなイメージを持つだろうか。僕は理科系だったから、どうも経済学部と聞くとなんだか空気みたいなよく見えないボワーっとした世界をイメージしていた。社会に出てからは、マクロ経済だのお金やビジネスモデルの分析・・といった印象が強い。要はお金でしょ・・みたいなドライな印象もある。
本書は、そういったマイナスイメージを払拭し、経済学が、人間活動の「なぜ?」にせまる広範な学問であることを卑近な事例で紹介する本である。
落語などの伝統文化を経済学的に見たり、宗教を経済活動的な視点で考えたりと、普段は想像もしなかった視点が面白い。
家本制度は、参入障壁という経済学でのコンセプトに通じる。仏教の檀家制度も経済的にはよくできた制度かもしれない。
世の中の仕組みを「経済学のなぜ?」で紐解いていくと、脳みそに楽しい刺激が与えられるかもね。
大学生と受験生と社会人の方、ぜひ。
よのなかを会計の視点で分り易く解説する
よのなかを数学(数式)でひもとく
よのなかをアートの目線で考える
よのなかを人事部の視点で分析する
などいろいろ、思いつきで遊べそうだ。
★★★★+経済学入門
・経済学専攻の方
・経済学を簡単に説明したい方
・経済学を学びたい方