NTTのタウンページ。インターネットの便利さにどっぷりとハマってしまっ
身には、なんであんなのがいまだに配られるんだろう・・・と不思議でたまら
なかった。とうの昔に淘汰され無くなる運命ではないのか・・・なんて思って
いたが、とんだ勘違いだった。
つ、ついに加藤昌治さんの第二弾が出た! この本、正直すごい。今年でた本のベスト5には入る秀逸作品。Moso系のあなたにピッタシの本だ。
加藤さんの「考具」をバイブルのようにしている方も多いと思うけれど、もう一冊のバイブルがこの本。
どこの企業も、クリエイティブな会議や創造的な発想をしたいと思いつつ、現実はなかなかそうもいかないものがある。もし、あなたがしかるべきポジションにいて、そんな思いをしているのならぜひこの本を手にすべきだろう。
「いきなり企画会議」をするから、なかなかいい企画が生まれないのだという。
面白いアイデアがちりばめられていないからだ。だから、まずはアイデア会議をすべきというのが、本書の心だ。そして光るアイデアを引き出すには「膨大な選択肢」が必須だという。5個、10個では覚束ない、100とか200とかである。なぜなら、選択肢の数∝アイデアの質 だからだ。
そしてもうひとつ重要な点は、凡人のアイデアは一人では平凡だが、チームになって、ある工夫をするとすごいアイデアが生み出せる・・ということだ。
云いだしっぺ、云い換えっぺ、アイデアのヒント、アイデアスケッチ、発言と発言者の切り離し、手ぶら禁止、発散と収束・・・など数々のノウハウは、ささすが百戦錬磨のマーケターが生み出した業!。どれも唸らせてくれる。そして、それを使ってみたいと思わせてくれる。
太いペン、紙、ホワイトボート、広い机など・・・なるほどそういうふうにやるのか・・と来週の会社が楽しみになる。
考具とアイデア会議。加藤さんが生み出した二冊の本は、ほんとうに素晴らしい。
加藤さんのMosoが最後に述べられている。それは・・・
日本をアイデア大国にしたい!
素晴らしいMosoじゃぁありませぬか。こんな素敵なMosoなら、私たちもぜひ一緒にそれを実現する一翼を担いたいものだ。
アイデアには3種類しかないという。
1)自分で出せたアイデア(どうだい!)
2)自分には出せなかったけど、すごくよく分るアイデア(あ、やられた)
3)自分にはまったく想像もつかなかったアイデア(恐れ入りました)
の3つだ。そして、個人一人では限界があるが、この本にあるちょっとしたやり方で、大きなパワーが生まれる。それが、アイデア会議!
アイデアを生み出す能力がないのではなく、やり方を知らないだけなんだ。
そんなメッセージに元気をもらえる。
会社の将来ビジョンを、従来と違うやり方で考えたい・・・なんて企業があったら(ふふふ・・・身近にあるあるよね)、ぜひトライしてみたい。
★★★★★+膨大な選択肢から
・会議をにしたい方