若い頃に家族ではない人にお世話になったことがある・・・という経験をお持ちの方もいることでしょう。大人になり何かお返ししたい・・と思っても、その人がいない・・・なんてことはよくある。そんなときは、ペイフォワードがいい。
本書は、高校生のとき留学し、その恩返しを「ホストファミリー」という形でペイフォワード(未来へ返す)した原田家のブログ日記だ。20年前に留学したのは、原田英治さん。
やってきたのはスイス人のサムエル・トラクスリン君(16歳)。
受け入れ先の原田家には、ご主人(英治さん)、奥さん(涼さん)、7歳の息子さん(航くん)、そして犬のるーぱんだーがいる。。
家族と留学生が繰り広げるさまざまなエピソードは、ブログならではの臨場感があって楽しい。子供は子供なりに、家庭の主婦は主婦なりに、そしてご主人はご主人なりにさまざまな思いと感情がある。ほんわかとしたり、ジンとしたり・・・素敵なエピソードがつむがれている。
留学生を受け入れるホストファミリーがもっと増えたらいいな・・・と著者の原田さんが言っていた。
そう、この星にせっかく生まれた奇跡に感謝して、いつかあなたもホストファミリーになってみるのも・・・いいかもね。この本で、ちょっと事前体験しておこう。
なお、ブログはこちらに: http://www.eijipress.co.jp/sami/
ホストファミリーは、僕もずっと興味がある。海外で暮らす・・・という夢を実は僕は一度も経験していないんだけど、子供たちにはぜひ・・・と親ばかの思いを持っている。だったら・・・先にペイフォワードするのもいいかもね。
トルストイの作品に「イワンのばか」というのがある。子供の頃読んどきゃよかったのだが、実は名前しかしらない。よい機会だからだ読んでみよう。
★★★★☆+家庭内留学
・留学したい方
・ホストファミリーにお世話になった方
・ホストファミリーをやってみたい方