会社は何をすべきか・・
「お金や高いポストだけが優秀な人材を引きつける動機づけになるだろうか?」というのが、著者が本書を書く契機になった問いである。
本書は、企業が人材をひきよせ、ひきとめ、そして社員が自分らしく生きることを感じられる環境をどうあるべきか・・・を考える本だ。そういう人事マネジメントのあり方についてまとめた本である。
本書のコンセプトは「プロセス育成型評価制度」と「選択雇用制度」を両輪としたコミットメント型人材マネジメントを提案している。
プロセス育成型評価制度とは、問題解決のプロセスに重点をおいた能力開発をメインにしようというものだ。業績の結果や資格などの能力だけではなく、問題を拾い上げ解決できる人材を評価しようというものだ。トタヨ方式を広められる人とか、シックスシグマを広めることができるような人材を育成しようというものだ。
選択雇用制度は、職務や、キャリア、勤務などを選べる働き方ができる環境にしましょうというもの。
人が働く動機は、地位や金がメインじゃない・・・、だったら何なのか・・・そんな悩みをもつ人事部の方におすすめ。ただし、具体的な制度の説明はあまりないので、自分で考える必要がある。(でも、そのほうがいい)
社内FA制度があったらうれしいな。社内ベンチャー制度があれば、やりたいことができるな。もっとウマイやりかたに変えてみたいな。もっと教育費を潤沢にかけてくれたらいいな。・・・たぶんいろんな思いをしている社員がいるはず。
それに答える仕組みを模索していくのはどうだろう。
経営側からと、社員がわで、マジに考える場をつくりたいね。
では、作りましょう! Moso会議の出番。
★★★★+新しい絆
・もっと楽しく仕事したい方
・大変でも頑張れる仕事をしたい方
・社員がワクワクできる会社にしたい方