2006年11月28日

ザ・カタカナ語ディクショナリー ~ ササキマサタカ + 田坂さんの新刊


   言葉は遊べる。

書籍情報

ザ・カタカナ語ディクショナリー
ササキ マサタカ カズモト トモミ
小学館
売り上げランキング: 58626


本のひらめき

日本語の中でカタカナ語は、どのくらいあるのだろうか。使わない日はないのではないだろうか。しかし、意外によくわかってなかったりもする・・・

例えば

 スローライフとロハス ってどう違うの? 

みたいに。スローライフは和製英語で、田舎派自然志向、ロハスは英語で都会派自然志向である・・という。なるほど。詳しくは、本書(辞書)を引いて頂こう。

ちっとも知らなかった言葉が目に飛び込む。

ノネナールとノニジュース。
  http://health.nikkei.co.jp/mini/i001118a_03.cfm
  http://www.marines-net.co.jp/noni/

本書の解説はこうなっている:

ノネナール(nonenail) は、中高年特有の体臭である「加齢臭」の原因物質。加齢臭とは、皮質に分泌される脂肪酸を皮膚の細菌が分解することで発生する独特の匂い。「おっさん臭さ」とも呼ばれるが、実際は男女の区別なく40歳以上で増加してくるもの。皮脂の分泌が多く清潔感にむとんちゃくなことから中高年男性とイコールで結び付けられることが多い。→タレント石田純一も著書の中で、元恋人に「臭い」と指摘されてショックを
 受けたことを綴っている。

なんとなくこういう説明は、リアリティがある。新解さんに雰囲気がにているのがいい。(新解さんとは、新明解国語辞典 のこと。日本でサイコウに愉しい国語辞典である!)

ノニ・ジュースは、フィジー、サモアなのに文武するアカネ科の常緑低木。ハーブの女王という別名を持ち・・・・
→よく言えば濃厚な苦味だが、端的にいえばまずい。

端的にえばまずい!と言い切る潔さが愉しい。どことなく笑える解説が気持ちいい辞書である。

お昼休みの休憩にもってこいの辞書である。


僕の思いつき

言葉を定義する、というのは実に愉しい。吉岡さんの大喜利クラブでも、こうした遊びがいっぱいある。

ぜひ、訪れてほしいブログである。

 ブログDE大喜利 ~ビジネスに効く大喜利力~
 http://blog.livedoor.jp/ogiri/

今日は、Moso会議でちょっとネタを使わせていただいた。
言葉は、愉し!



オススメ度

★★☆★★+カタカナ語の新解さん

読んで欲しい方

・言葉コンシャスな方
・言葉をタノシミたい方
・言葉の定義が得意な方

Posted by webook at 2006年11月28日 19:26 | TrackBack