レバレッジを効かす読書とは・・・
本田直之さんは、現在、東京・シリコンバレー・ハワイなどのベンチャー企業
にレバレッジ・マネジメントを伝授するコンサル企業の代表をされている。そ
の本田さんと一度、食事をしたことがある。最近読んだオススメの本を紹介し
あって、読書談義に大いに花がさいた。後から、実際に購入して読んで、また
感動して・・・そんなことがあった。本好き同士がよい本を紹介しあうのは、
実に楽しい。
本書は、本田さんがレバレッジ(こて)を効かせた本の読み方を指南する「読
書投資」の本である。本を読む時間がない方にも、本好きな方にも読んでほし
い一冊である。
本田さんは、速読などのテクニックではなく、「多読」を進める。読書は投資
と同じで、効率的に探し、買い、読んでリターン(得るもの)を求めるべきと
説く。本は、たかだか1500円程度の投資だが、それがやがて100倍くら
いのリターンが期待できる「レバレッジ・リーディング」に繋がるという。
どうしたらレバレッジがきくかというと「本を読んで、そこに書かれているノ
ウハウを自分流に応用し、実践で活用すること」だという。成功するためには
読書は必要条件なのかもしれない。
一流の経営者は、一流になってからやおら読書をするのではない。無名の時代
から本を読んできたからこそ成功できたのであり、そして、現在も読書を続け
ることで、一流でありつづけてているのです・・・と、本田さん。
本田さんの勧める、本の選び方、買い方、読み方、活かし方をちょっとマネし
てみたい。
本書には、著者が、本を読んだあとに作る「レバレッジ・メモ」という読書メ
モが紹介されている。
本や雑誌からのデータを抽出したレバレッジメモ。
引用分をあつめたレバレッジメモ。
これらは、いわばパーソナルキャピタル(自分資産)で、それを持ち歩いて読
むのがいいという。そこで何が起きるかといえば、メモという情報の含み資産
が顕在化するのだ。
実物の写真やデータも紹介されているので、おおいに刺激になる。
さっそくこれはマネしてみよう。小さな積み重ねは、5年もするととんでもな
い資産格差を生むことになるから。
ちなみに、本の表紙は、本田さんの事務所にある本棚の本たちだ。僕の本も写
っていたのは、ちょいとうれしかった・・・・笑
★★★★★+多読のすすめ
・読書を人生にいかしたい方
・読書でビジネスに活かしたい方
・レバレッジのきいた人生を送りたい方