僕も目覚めてしまった!→ (知的泥酔状態)
僕は、夕食のときは、よくビールを飲む。といっても、このごろは発泡酒しか冷蔵庫に入っていないのだけど・・笑
ベルギービールというのが密かに流行っている・・というのを耳にはしていた。しかし、それほど興味も知識もなかった。
ところが・・・この本を電車で読んだ僕は、すっかりベルギービールを飲みたい!モードになってしまった。
本書の仕掛け人、石黒さんは、ベルギービールとの出会いをこう表現している。
ネーミングやビールにまつわるエピソードなどを聞くにおよび
なんとクリエイティビティの高い世界なのか!と、
数時間で、僕の知的好奇心は完全に泥酔状態に陥った。
この表現、僕にはすんごく分る感じがした。この本を読んだだけで、すっかりベルギービールにハマってしまったからだ。今度、愉快な仲間と神楽坂のブラッセルズにでかけようと思う。
本書は、ビアテイスターの資格を持つ石黒さんと「ベルギービールJapan」 http://www.belgianbeer.co.jp/owner/owner.htm を主宰する三輪さんの共著の作品。二人の著者の気持ちがとても乗っている装丁や中身だ。相当の気合が入っていたのがよく伝わってくる。
ベルギービールは、銘柄によって専用のグラススタイルがあり、また醸造所が修道院だったりして、その歴史的な背景がまた面白い。単にアルコールを味わうだけというより知的好奇心を心地よくくすぐってくれるのが、どうやらベルギービールのヒミツだったようだ。
本書は、その秘密をビジュアルに、そして楽しく見せてくれるのがすばらしい。一口もまだ飲んだことがないのに、すっかりベルギービールのファンにさせてくれたこの本は、とんでもなくスゴイ!。ベルギー国から勲章をもらってもいいかもねぇ。
この本を構想し、苦節(ほんとは快節!)10年の石黒さん、相当にパワーをつぎ込まれた節がある。なにしろ、「カテゴライズ魂」+「アート魂」+「ビール魂」を揺さぶられたと言うから、それは気合が入っている。
ベルギービール800種類の中から146銘柄が紹介されている。この本を片手にお店に行けば、かなり盛り上がることは間違いない。
あ~、はやく神楽坂のブラッセルズに行ってみたい・・・、それからベルギーにも行ってみたい。お店にこの本をもっていって、すみません、これ下さい・・・なんてやってみ
たい。本書で見つけた楽しいビール・・・・とりあえず、シャポー・バナナだな、僕は。
★★★★★+知的泥酔状態
・ベルギービールがお好きな方
・ベルギービールを語りたい方
・まだ飲んだことない方