自分を信じる力・・・それをMoso力といいます。
本書は、「自分の夢って一体何だろう?」という自問から弾け、大企業のOLを辞め、単身アメリカにわたり、子供の頃からの夢を実現した著者の奮戦記。コネなし、経験なし、言葉の壁あり、そんな著者は、いろんな障害に苦しみながらも自分の夢を実現させていく。そのプロセスは、いつのまにか読む人の気持ちを高揚させてくれる。
著者の人生を大きく前に進めたのは、シャーリー・マクレーンの「答えはすべて自分のなかにある」という一節だった。恋人にもらった本の中にあった。
OL時代、ふとしたおりに自問自答する二人の中村さん。
私は何がしたいの?
外国で生活するのは子供のころからの夢だったし、演劇勉強しにアメリカ
へいってみら?
・・・・
今自分にやらせなかったら、一生後悔するよ・・。
自分の内なる声にもうひとりの自分が同意したとき、著者は、行動していた。
アメリカにわたり、言葉や、社会にシステムなど慣れないことに苦労しながらも、自分を信じ、チャレンジしてく過程は、なんだかまるで映画のようだ。
オリバーストーン監督との出会いや、ハリウッドでのエピソードなど、私たちには遠い世界も垣間見れて楽しい。
Mosoが弾け、夢が実現する。素敵なエッセイにバンザイ!
夢を持とう、具体的なイメージをして書いておこう、・・・さまざまなアドバイスがある。この本を読んで思ったことは、さらに加えて、「自分を信じる力」みたいなものもあるなーということだ。
夕べ、田坂広志さんの「仕事の報酬」をぱらぱらとめくった。そこにはMoso系第一法則とも呼びたい素敵な言葉が書かれていた。
求められるのは「無邪気さ」や「純粋さ」なのです。
自分の描く夢の実現を無邪気に信じることのできる力や
その実現をひたすら純粋に祈ることのできる力こそが
求められるのです。
とあった。中村さんは、その無邪気さや純粋さを持っていた人に違いない。
Moso Comes True !
あなたの夢って、何ですか?
★★★★☆+すべては自分の中にある
・夢を実現したい方
・夢が何かわからないって方
・実現したいことがいっぱいある方