2007年01月28日

コーチング ~ 山田淳子+井上将司 + 増刷感謝&ホテル向けPAD

無条件に信じる・・・

書籍情報

コーチング
コーチング
posted with amazlet on 07.01.28
山田 淳子 井上 将司
ファーストプレス
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本のひらめき

コーチングの本は、たくさん出ている。基本線は同じなんだけれど、この本はとても分かりやすく、読みやすい。すでに、コーチングについてある程度の理解や経験がある方も、改めて整理したり説明の仕方などを学んだりできる。

コーチとは「相手に寄り添い、相手の考えに耳を傾け、そして、相手が抱えている問題について質問する。それによって相手は自ら考え、答えを見出していく」ものだという。

コーチングが前提としておいている考え方は重要だ。それは

 1)人は無限の可能性をもっている
 2)答えは相手の中にある
 3)答えをみつけるパートナーに(コーチは)なる

というもの。そう、無限の可能性を無条件に信じられる純粋さも必要だ。コーチングは、なにも資格をとった人がするというものではなく、ふだんの上司部下の関係で、自然発生していることが多い。逆に、そうなってほしい場面も多い。

たとえば、「よく考えろ」「まったく自分で考えようとしない」なんていう上司の発言はよく耳にする。「考えろ」の先にあるものは、上司の考えと同じものをもってくることや、行動することを期待値としてもっている。これは、2)の『答えは相手の中にある』という態度とは、少しずれることになる。

ほとんど同じこともあるのだが、ほんの少し違うのだ。このほんの少しの差、これを人は敏感に感じる。心に響く言葉か、そうでないか・・・の分かれ目だ。

コーチングスキルの章では、傾聴、承認、質問、提案、という4つのベーシックスを説明している。すべてにケーススタディがある。これがサクっと短く、くどくないところがとてもいい。

入門編としても、再確認としてもおすすめの本である。


僕の思いつき

無条件に信じる
無心に信じる
純粋に信じる

人は、何かをやりたいときとか、応援したいときとか、があっても、なかなかそれを無心に信じることができなかったり、純粋にそう思えなかったりする。

理性というか、経験というか、なんだか左脳の記憶が横から口を出したりするからだ。そんなときでも、いや、信じるんだ・・と左脳に言い聞かせるアファーメーションが大切かもしれない。

子供は、純粋に耳にはいったことを信じられる時期がある。子供のような純粋さ・・・それを取り戻す試みをやってみたい。

Moso系、物語ワークショップだねぇ。考えてみよっと。
(今度こういう研修会やりたいな)


オススメ度

★★★★★+無限の可能性

読んで欲しい方

・コーチングを学びたい方
・コーチをみつけたい方
・コーチングを取り入れたい方

Posted by webook at 2007年01月28日 20:17 | TrackBack