あたりまえだけど・・・なかなか
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●今日の一冊:【あたりまえだけどなかなかできない上司のルール】
なぜ部下に伝わらない?そんな悩みにズバリお答えします。
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|嶋津良智/著
|明日香出版社|2006年12月
|ISBN:4756910300|1,300円|213P
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<本のひらめき>
チームがうまく機能してプロジェクトを進める。仕事をしていてこんな気持ち
いいことはない。そのとき上司という存在は、なかなか微妙である。
その地位にあるから上司なのか、リーダーとして振舞ってくれるから上司なの
か。世の中は、思ったようにはできていないから不思議である。
すばらしい上司とは何か。著者は、迷わず「部下を育成することだ」という。
まったくその通りだと思う。管理業務(administration) や、営業(業績)に
責任を持つ、企画を立てるなどさまざまなものがあるけれど、はやり人を育て
るのは最も重要なことかもしれない。
そのために、上司はどうあるべきか。どう行ずるべきか。
101個のルールとして、具体的に指南する本である。
判断に迷ったら部下に聞け
部下が報告してこないのは、上司のせい
早いレスポンスが部下の信頼をかう
情報は意図的に開放する
部下の話をさえぎるな
など、あたりまえだけどなかなかできないヒントが満載である。
もっとも心にぐっときたのは次のこと
人は目標では動機づけされない
の項目だ。やれ売上目標xx万円、顧客獲得xx件とか、はなばなしく謳って
もそれは単なる目標であって、それだけでやる気がでるわけではない。
目標ではなく目的。なんのために、なぜそれを・・といったところをはっきり
と意識できることが重要だという。正に!
上司の方、この休みを利用してじっくり考えてみよう。
<僕の思いつき>
年があけて、新年の挨拶がある。あちこちで、儀礼的な挨拶があるけれど、何
かもっと心に響くものはないだろうか。
年賀状の返信を必死でかくのもいいけれど、もっと深い思考の時間を持ちたい。
部下と接する初めての日に、何をいうか。
いろいろかんがえておこうね。
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<オススメ度>
★★★★+上司の心得
<読んで欲しい方>
・尊敬される上司になりたい方
・上司という立場で成長したい方
・あこがれの上司になりたい方