世の中にはつまらない会議がいっぱいある。だから・・
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●今日の一冊:【ファシリテーション】
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|山崎将志/著 ライトワークス/監修
|ファーストプレス|2007年01月
|ISBN:4903241351|1,200円|110P
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<本のひらめき>
おそらくどこの会社でも「つまらない会議」がひとつやふたつはある。途中で
退席したくなったり、さもなければ携帯メールをこっそりみるほうがマシだっ
たり・・・。今日はどうだっただろうか・・・。
で、誰もが思う。もっといい会議はできないのか・・・と。
お任せあれ!というのが本書だ。会議のファシリテーションの技術をとても分
り易く解説している。
「ファシリテーション」とは、会議を効率よく運営し、合理的に結論を導くた
めの合意形成技術・・・とでもいえばよいだろうか。
必要なのは、「適切な段取り」と「仕切りの技術」である。
会議には、情報共有の場、アイデアや意見を出し合う創造の場、案を絞り込ん
だり意見をすりあわせる調整の場、そして結論を出す決定の場がある。それぞ
れ進め方や技術は少し違ったりするが、最初に目的の確認をするのは共通であ
る。
アジェンダの作り方、会議資料の作り方などすぐ使いたいものがたくさんある。
会議の中で、ファシリテーターの最初のお役目は、アジェンダを使いながら
趣旨説明(アイデアだしなのか、調整なのか、決定なのかなど)
各議題の説明
よろしいですか?という確認
時間配分の確認
を行うことだ。
で、みんながOKといっても、途中ではついつい自分本位に走る人が多いから
「交通整理」や「論点整理」が必要となる。演説への対処法、非難への対処法
、沈黙への対処法などの技術や、フレームワークやホワイドボートの使い方な
どサクっと解説してくれる。
本書を読んで、ふむふむと納得し、会議を楽しめるようになったらしめたもの
である。
<僕の思いつき>
毎回つまらない会議があったら、それはチャンス。
さりげなく、「あのー、次回の会議ですけど、僕がファシリテーションを勤め
させていただいてもいいでしょうか・・・」と提案する。
それは、会議の日程調整のときがいい。議事録もばっちり書きますので・・と
提案すれば、主催者もしくは上司が許してくれるかもしれない。
とにかく、会社にはいっぱい非効率な会議があるから・・・チャンスにだけは
恵まれている。汗;
試してみることに失敗はない。
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<オススメ度>
★★★★☆+仕切り屋さん
<読んで欲しい方>
・会議を面白くしたい方
・ダラダラ会議をしゃきっとさせたい方
・効率的な会議をリードしたい方