やっぱり、やり方なんだ・・
「勉強は恥ずかしいんじゃなくって、カッコいい!」
まず、そのことに気がつこう!というメッセージがうれしい。
実は僕、恥ずかしながら(っていっちゃぁいけないんだな:笑)、学生時代はガリ勉タイプで、決してモテるほうではなかった。もてるのは遊んでるほうで、勉強でがんばってる人はダサい・・というのが普通だった。著者は、まずそこのバリアを解いてくれている。
さて、本書、勉強法といいながら、資格試験とか受験とかの勉強にとどまらず人生の多くのことに参考になる考え方や習慣も説いているのがいい。
たとえば
1) Off the beaten track (いつもと違うことをやる)
2) Try everything once (とりあえずやってみる)
なんてことを勧める。いつか・・・は永遠にこない。とりあえず最初の一歩を踏み出せば半分進んだも同然。なんか、いいよねこれ。
著者は、英語が得意分野なのだが、実はマジックにも凝っているという。そして、学んだことはいずれお金になる・・ともおっしゃる。
様々な点で、気づきがある素晴らしい本だ。
受験生も、受験生を抱える親自身も、ためになることがいっぱい。
1対1ノート術、というのがある。ノートを作ること自体は、勉強ではない、「ノートに書いたこと=覚えること」にしないと意味がないということだ。ノートを知識の墓場にするのではなく、ノート=記憶するもの・・・として、絶対に暗記するのがよいらしい。
「皿まわし記憶術」というのも面白い。
エビングハウスの忘却曲線のように、覚えたことは忘れる。だから皿回しのように、つねにリフレッシュしてやることが大切ということだ。なるほど。
ふだんやってることのハウツウを、こういう比喩的なネーミングをつけるのもいいねー。3年くらいやってきた仕事があるなら、3つや4つ、そういうのがあるはず。そういうの考えてみよう。たとえば
相手も味方交渉術 とか
3段ロケット交渉術 とか
点線フレームワークプロジェクト運営術 とか
人間だものチーム運営法 とか
あ・・・・なんか考え出したらいっぱいでてきた・・・笑
★★★★★+音読のススメ
・効率的な勉強をしたい方
・勉強の目標を達成したい方
・時間対効果を改善したい方