ステージを上った先に・・・
本書が生まれるきっかけになった問い。
どうして大人は働くの? 何のために働いているの?
こんな問いかけが、プロローグで紹介されている。さぁ、どう答えます?。
こういう哲学的な問いは、なかなかじっくり考えるときがない。でも、考えることは大切。本書を読みながら、いちど考えてみよう。
私たちは働きながら、あるステージを登っていく。
Riceステージ:自分を養い生活を守る
Likeステージ:今の仕事が大好きで、楽しくLikeワークをする
Lifeステージ:自分と人々を喜ばせるLifeワークをする
3つのステージごとに、働き方が紹介されていく。
どんなときも自分自身がマイ・ストーリーの主人公だ。このステージを登る人に訪れる劇的な変化が6つあるという。その中で3つめの変化が印象的だ。
過去の自分と未来の自分に応援されている。
つまり、今は過去の自分が描いた夢を生きている。そして、今は未来の
夢に向かって生きている。夢をもっていたら疲れない。疲れるのは夢を
忘れた瞬間から・・・
Lifeステージ。実はその先にももうひとつのステージが用意されている。Lightステージである。天命、天職・・ゾーンだ。
さて、最初の問いに小田さんはこう答える。
働くとは、誰かの役に立ち、誰かに喜んでもらうこと、である。
仕事とは、自分らしく輝き、自分と人を豊にする手段である。 と。
この本には、小田さんの足跡、受けてきた言葉、心をはぐくむ考え方・・・・
様々なものが織り込まれている。読む人のステージにより、いろんな感じ取り方ができる。
人脈ゼロから1万人を超えるビジネスマンや著名人と交流し、1000社を超える経営者とであう。その中から得た著者の成長法則。若い方にぜひ、読んで欲しい本。
佐藤伝ちゃんのセミナーで、僕は偶然、小田さんの横に座った。PCを広げた小田さん、パチパチをなにやら入力しはじめた。ちょっと覗くと素敵なフレーズや文章がいっぱい・・・。聞けば、心に響くことばを書き溜めているのだという。へぇー、すごいなー小田さんて・・・・それが僕の心にフックした小田さんの印象。
そして、この本をよんで益々ファンに。
この本には、小田さんのステージをひとづつの追っている現在進行形の小田さんがいる。そして、素晴らしいことにそのステージの有り様や、その先のことについてとても心に響くメッセージにまとめられている。
自分の糧になる言葉は、ぜひ書き留めたい。そしていつも読み返し、声にだし自分が自然に豊になり、成長するための栄養素にしたいものだ。
★★★★★+ひとつ上の自分
・成長したい方
・誰かの役にたちたい方
・自分と人を輝かせたい方