2007年02月09日

彼女がニューヨークで一般の花屋さんになれた理由 ~ 佐藤富雄 + 笑顔のご馳走


   あなたは魔法を信じますか?

書籍情報


本のひらめき

本屋さんでふと目にとまったのがこの本。誰が書いたかも気にせず、買い求め飛行機の中で読んだ。なぜか、とても心に響く物語。そんなことって夢物語じゃないか・・・と思ってもいいくらいよくできたお話だった。それでも、僕にはなんというか、とても素直に入ってくる素敵なストーリー。Moso系の人にはとてもよく効く物語が展開される。

レイチェル。マンハッタンの片隅にある小さな花屋さんで働く24歳。お店は叔父さんであるダニエルの店だ。ところが、ある日、深刻な顔でダニエルからもうじき店をしまうことになると告げられる。この店、繁盛していないのだ。レイチェルは、なぜか一年待ってくれ、私に任せて・・・と頼む。特に妙案があったわけではない。とりあえず掃除をして綺麗にすることにしたレイチェル。こんな言葉を思い出す。

  何もしなければ、なにも変わらない。
  なにかアクションを起こした人にだけ、変化が訪れる。

お店を綺麗にし、掃除をしただけではお客さんは増えなかったが、ある日老紳士がぶらりと立ち寄り、花の配達を依頼する。この老紳士こそ、レイチェルにガーベラの魔法を教えてくれる人だ。目もくらむような高層コンドミニアムの最上階に住むその老紳士は、フィリップという大成功を収めた人だった。花を届けたレイチェルにフィリップは、人生の扉を開く2つの魔法を教える。3週間だけ試しなさいといわれたその魔法は、恐ろしく単純なもの。

 魔法1 毎朝、鏡に向かって「今日もきれいね」と声をかける
 魔法2 毎日、お店にあるすべての花に「今日もきれいね」と声をかける

佐藤富雄さんの本を読んだり、講演を聴かれた方なら、これが何を意味するのか、ははーんと気がつく。やがてレイチェルは、幸せのスパイラル階段を登っていく。

そんなストーリー。
後半は、ドクター佐藤の解説がつづいている。


僕の思いつき

花屋さんを行列ができるすばらしいお店に変えた魔法は、言葉だった。レイチェルは、花に、素敵なメッセージカードをさりげなく忍ばせるようにしたのだ。

「言葉をプレゼントする」という発想が、ぼくにはとても新鮮ですばらしいものに感じられた。これだ、これ。

いろんな場面で、これをやろう!

Moso事業がまたひとつ増えそうだ。

古い脳(自律神経系)は、想像と現実の区別がつかない。その古い脳に働きかける一番効果的なことが、「言葉のご馳走」なのだ。佐藤さんの口ぐせ理論の根幹である。

今日、このメルマガを読んだ人は、きっといいことが奇跡のように舞い降りる。よかったねー。


オススメ度

★★★★★+言葉のプレゼント

読んで欲しい方

・自分を変えてみたい方
・誰かを幸せにしたい方
・魔法を信じられる方

Posted by webook at 2007年02月09日 09:23 | TrackBack