2007年02月18日

みんなで国語辞典! ~ 北原保雄 

   あなたも辞書る?(自ら辞書を作る意)・・

書籍情報

みんなで国語辞典!―これも、日本語
「もっと明鏡」委員会 北原 保雄
大修館書店 (2006/12)
売り上げランキング: 605

本のひらめき

若者言葉は、ときに微笑ましいものもあるけれど、たいがいは安易な省略形などで、思わずしかめっ面をしたくなるようなものもある。ウザい、ちょずく・・なんていうのがその代表か。

いつの時代も、言葉はその時々の社会の雰囲気を映し出す。時の首相が美しい日本・・という言葉を使いたくなったのも、いろんな意味でそうした動きの一つかも。

本書は、明鏡国語辞典の新装発刊を記念して行われたキャンペーン(もっと明鏡)で応募された作品から生まれた本。応募総数は、11万以上というからなかなかすごい。その中から1300余りの言葉を選んで紹介した本だ。辞書を売るマーケティングとしてはなかなかユニークな方法だね。

若者言葉、学校ことば、業界用語などジャンル別に紹介されている。たとえばわかもの言葉で、「ちゃけば」というのがある。ぶっちゃけばなし、の略だそうな。「てか、ちゃけば、あれおいしいよね」というふうに使う。参りました。

ヨンゲル係数なんてのもある。ヨンさまなど韓国系俳優にはまった主婦が、家計のもならずへそくりまで投じてグッズを買い家計を圧迫する様子を示すもの。笑

言葉に敏感になるのもいいけど、もっと違う方向をむいたほうがよさげだね。ま、たまには、こういう「脱力系」もいいかな・・・


僕の思いつき

言葉を定義するというのは、なかなか面白い。専門用語をパロディー風に表現してみるのもいいし、数式で表現しても愉しい、また俳句風にシャレてみるのもいい。

言葉は、知恵であり、文化であり、意識であり、人間という存在の根源でありいろんな意味で、大切にしたい。

よい言葉に触れる。
素敵な言葉を集める。

言葉で、人生は変わるかも。流されずにいきましょう。



オススメ度

★★★+これも日本語?

読んで欲しい方

・言葉でリラックスしたい方
・言葉遊びがすきな方
・流行をキャッチしたい方

Posted by webook at 2007年02月18日 11:12 | TrackBack