人に伝わる文章を書きたい。心を揺さぶる文章を書きたい。そんな思いは誰しもある。しかし、なんとなくは分っていても、具体的にどうすればいいのかが分らない・・・。そんな方に、この本、超おすすめ。
中経出版の「面白いほど身につく本」シリーズは、実用的な本が多いのだが、本書は、実用的でありながら、心の機微をとらえた素敵な内容がある。
文章にも「演出」が必要だ!
というメッセージは、なかなか素敵だ。人に伝わるために必要な演出は、おおいにやるべし。多少の省略や誇張は当たり前。イエス、ノーをはっきりと。3WHATで整理する(何について書くか、何が問題になってるか、今度何がおきるかの3つ)。型を意識する。などなど、演出のためのノウハウが、どれもおぉーなるほど、そうやればいいのか!・・・と納得できる。
ビジネスメール、お礼状、企画書、クレーム、我が子へのメール、ブログなどいろんな場面で、どう書けば伝わるかについて、添削前、添削後、その理由がとても簡潔に解説されている。
このシリーズの中で、一番、お気に入りの本かも・・・。
型の話には、2部構成と4部構成がある。全社は、200字前後のとき、後者はそれ以上のときに使う。
2部構成は、結論+理由(またはその逆)のスタイル。
~である。なぜなら~。
4部構成は、問題提起+意見提示+展開+結論だ。
~である。たしかに~。 しかし~。したがって~。
文章はたくさん書いたほうがいい。そして、ある程度になったら、その型を意識し・・・また、スタイルを考えてみる。
うーむ、僕もまだまだ修行の身。。。。
★★★★★+心に触れる文章力
・心を動かす文章を書きたい方
・素敵な文章を書きたい方
・ウソ日記を書いてみたい方