うーむの問題?、へぇの解説!
石黒さんは、やっぱり愉しい。
まじめなものを愉しく、愉しいものを易しく、易しいものを深く・・・そんな作り手の雰囲気がとっても気持ちいい。
この本は、常識力というある意味ちょっとまじめっぽいものを、それだけではない楽しさの調味料で味付けしてあるのがウレシイ。うーむと悩む問題もありまたちょっと脱力する問題もあり、そして、答えにはへぇ!のつく解説がある。
たとえば、まじめ系でいけば・・・
1)三権分立の「三権」とは何か?
2)日本初のノーベル賞受賞者は誰か?
など、いわゆるお受験に出そうなものがある。
そうかと思えば、
3)そうめんと冷麦の違いは?
4)犬に食べさせてはいけない野菜は?
といった、うーむと唸ってしまう問いもある。
さらに、さすが石黒さんと思わずニヤリとしたくなるような
5)ヤンキース松井秀樹の出身校は?
6)盲導犬の育ての親をなんという?
といったものまで、多種多彩。
確かに、こういうのが常識だよなぁ・・・って思えるところがいいねぇ。
常識指数チェックはこの本で!!
気になる人のために、質問の答えも書いておこう。
1)立法・行政・司法 2)湯川秀樹博士
3)太さ=そうめん<1.3mm 4)タマネギ
5)星陵高校=石黒さんの母校でもある。6)パピーウォーカー
ところで常識指数(CQ)とはどういう定義だろうか。
CQ100=平均の正解率43.2%、つまり1000点満点中432点。500問の問題なので、216問正解ならCQ=100というわけだ。233問正解だったら、233/216=108、つまりCQ108ってわけだね。
ちょっと面白くてためになる。500問にチャレンジしてみよう。うーむと考え、へぇと納得。
★★★★☆+CQ100
・愉しい常識を身につけたい方
・常識を遊んでみたい方
・愉快な質問をしてみたい方