営業って愉しい!
本書は、営業マンの方は、ぜひ読んどくといい本。日本電産の永守重信さん、IBMで13年間連続予算達成の記録をたてた伝説の営業マン、高柳肇さん、神田昌典さんなどが、営業にかかわる極意を話してくれる。
営業とは、何か・・・ちょっと考えさせてくれる内容がいっぱい。
営業の神様と呼ばれた、アサヒビール相談役(元社長)の瀬戸雄三さんはこう
いう。
営業幹部は、「演出家」に徹すべし。
リーダーは、「演出家」に徹すべし。
マネジメントを「管理すること」と考えている人が多いようだが、それは
間違いである。
肝心なのは、部下が働き易いような“舞台”をいかにつくるか、という
ことである。
営業こそ会社の生命線だ・・というのは、信越化学の金川社長。弱い会社は、営業が弱い・・・というのは日本電産の永守さん。
お客様、社内バックオフィス、商品の流れ、お金・・企業活動のあらゆるところに接点を持つのが営業。(↑ ちなみにこれらはBSCの4つの視点)起業をめざしている人が、ちょっと会社勤めもやっておこう・・・という人は、たいがい営業部門をめざす。
本書には、営業の心得、ノウハウがいっぱいだ。
営業マンは、社長補佐たれ・・と説く、永守さんのエピソードが印象的だ。
世間では、社長が取引先へ出向くとなると、営業担当の副社長や常務などが
同行するケースもあるようだが、日本電産の場合は、私と営業マンの二人だ
けで訪問する。なぜなら、ふだん出入りしているのは、担当者だけで、役員
らは出かけていないからだ。
また、これも昔の話だが、営業マンがはじめてもらった注文には、必ず私が
同行してお礼を述べていた。
おぉー、そうだったんだー。
うちの社長さんにも、言っておこう。ね、Aさん
そうそう、冒頭に、宋文洲さんの、もう講演活動はやらない宣言がある。
12月のジェイカレッジでも、そんなことをおっしゃっていた。
★★★★☆+営業日報
・面白くて仕方がない営業をしたい方
・仕事を愉しくやりたい方
・プレジデントを読んでる方