本書は、コミュニケーションの秘訣に関する本の翻訳書である。あの渋井真帆さんがとあるビジネスマン(Nさん)から英語の原書もらうところから、不思議な物語は始まる。
Nさんから英語の原書をもらった渋井さん、そのとおりに実践し、やがて成功を収めることに。「売上が1億円以上になれば、私、自分でこの本の翻訳を出版します。」と約束した渋井さん。Nさんの予言どおり、数年後の今、それが現実となった。
それがこの本である。原書はすでに累計500万部を超えているという。
15の習慣は、実に単純であり当たり前のことなのだが、とても奥が深い。
まず人間の本性を理解するところから始まる。
人間とは、もともと自分のことしか考えない生き物です。
関心があるのは自分自身であって、
そもそも他人には興味はありません。
これが人間の本性です。
例えば、人が寄付するときに一番に考えるのは、その寄付がどれほど役にたつかではなく、その寄付で自分が役にたててうれしいという満足感だという。なんだか見透かされたような気がするけれど、たしかにその通りだね。人は「自分中心に行動する」ということだ。
また人といい対話をするには
相手のことを話題にする、また、相手に話してもらう
これが大切だという。ふむふむ。
私。という言葉をボキャブラリーから削除し
あなた。という最強ワワーの言葉を使う。
これが重要だという。
人の心理は、エゴという自然の法則で動き、それをストレートに言われると、気恥ずかしくなるが、実は本質。そこを理解して行動すれば、まちがいない。
仕事も生活も、コミュニケーションという行為で進んでいく。そこにある単純で深い真理を押さえていけば、チャンスも成功もやってくる。
あの渋井さんが目からウロコを落としたという法則。僕らも使わない手はない。
相手のことを話題にし、相手に質問しながらいろいろ話してもらう。
大切に思われている。
関心をもってくれている。
価値を認めてくれている。
すべては、そこから始まる。うん、わかるわかる。
本書には、目次すらない。つまりそれだけ短い。しかし、書かれていることはとても深い。
冒頭と最後に重要なことが書かれている。これは、心に留めておこう。
知識事態には、何の価値もありません。
知識は使うことによって、価値がうまれるのです。
うむ。では、さっそく実践してみよう。
★★★★★+最強の言葉、あなた。
・会話をすごく価値あるものにしたい方
・心地よい会話をしたい方
・通じる話をしたい方