エレガントはここから・・・
バレエのプリマを目指して子どものころから練習してきた著者。腰痛のためその夢は途中で途絶えることになるが、現在は、バレエの奥に流れるエレガンスのエッセンスを伝える伝導士として活躍している。
本書は、ちょっとした工夫でエレガントになれるいくつかのヒントを、著者の写真を交えながら解説している。基本的には、女性向けなのだけれど、男性諸氏も参考になるかも。
例えば、首が前にでているとどことなく老けて見える。バレエではけっこう首の姿勢をうるさく注意されたりする。(こういうことは、日常の家族の会話のなかでなんとなく知っている僕なのだ:笑)
首筋はまっすぐが美しい。そのためには、いつもより視線を5センチあげる、後頭部を斜め後ろから糸でひっぱられている感じをもつ・・・など、感覚的につかめるヒントがある。本書を読んでなるほどと納得。
胸元、背中、足、指先にはじまり、立ち位置、立つ・座るなどの動作などが、写真とともに説明されている。NGとOKを見比べると一目瞭然。
中世ヨーロッパの貴婦人の肖像画が、なぜあのポーズなのか・・・など、意外な事実を知ることができる。
エレガントになりたい女性の方、ぜひお読みいただき、男性諸氏の幸せ度をアップさせていただければ・・・よのなかハッピー。
凛とした美しさを意識するかしないかでは、どこか漂うものが違ってくる。
エレガンスとは、気品、やさしさ、丁寧さ、包容力、情熱、たおやかさ、知性魅惑・・・・飾り立てたものではない内面からにじみ出る気高い美しさ・・と著者は言う。
美への意識があるかないか・・・どうやら、そこに違いの起点があるようだ。
気品、品位といったものは、心から発するように思う。
何を思って生きるか、生活するか・・・心の中にもつ軸みたいなものを持つのもいいねー。女性も男性も。
さてさて、男としましては~・・・
★★★★★+凛として
・仕事を早くやりたい方
・時間の余裕をつくりたい方
・サクサク仕事をしたい方