2007年04月22日

知の編集工学 ~ 松岡正剛 + ファシリテーションフォーラム2007

   なかなか手ごわくて面白い。


----------------------------------------------------------------------

●今日の一冊:【知の編集工学】

   情報は一人ではいられない。

    --------------------------------------------
   |松岡正剛/著
   |朝日新聞社|2001年03月
   |ISBN:4022613254|640円|346P
    --------------------------------------------

<本のひらめき>

編集と聞けば、文章をきったはったの編集作業を思い浮かべる。しかし、編集
とは、もっと広範にどこにでも存在する。もちろん映画や、TV番組には編集
がつきものだし、もっと他にも・・・例えば、

 料理も編集であり
 子育ても編集することであり
 ラグビーだって編集なのである。
 文化も編集である。

著者の定義によれば「該当する対象の情報の構造を読み解き、それを新たな意
匠で再生するもの」だという。なるほど、そういえば、料理も子育てもスポー
ツもそんな気がする。

本書は、「編集」という知的活動を情報工学、言葉、文化などさまざまな視点
から掘り下げたとても深く濃い本である。一度きり読むのはもったいない感じ
である。ITや文化、宗教、通信、文学などいろんな世界を行き来して、なか
なか手ごわい本なのだ。

ちなみに著者のISIS編集学校はこちら:
  http://es.isis.ne.jp/


<僕の思いつき>

先日、とあるランチでご一緒した加藤恵美さんが、私、この人に会いたいのよ
~と差し出された本が、今日の本の著者、松岡正剛さんの本だった。
その本は「17歳のための世界と日本の見方」という本。その時、僕も偶然、松
岡さんの本をもっていた。「これは偶然じゃないですね!」と二人で納得。笑

今度、大阪であるファシリテーションフォーラムで、はじめて生セイゴウ先生
にお目にかかれる。

ジェイカレッジにおいでいただきたい方がまた増えた。


----------------------------------------------------------------------
<オススメ度>

   ★★★★★+柔らかい武器

<読んで欲しい方>

   ・編集力をつけたい方
   ・編集について考えてみたい方
   ・世の中を愉しい視点でみたい方

Posted by webook at 2007年04月22日 14:41