2007年04月08日

科学の魔法 ~ キャシー・コブほか + 本を贈る愉しみ

   化学のへぇー。


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●今日の一冊:【化学の魔法】

   やさしく学べる、おもしろ化学実験教室

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   |キャシー・コブ&モンティ・L.フェタロフ/著
   |ソフトバンククリエイティブ|2006年07月
   |ISBN:4797332174|1,600円|271P
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<本のひらめき>

学校で習った化学。途中までは面白かったような気もするんだけど、受験用の
「覚える化学」になったときから、すこし色あせた。高校のころか・・・。

しかし、実際には、化学はとても奥深く面白い。

「化学が科学の中心といわれるのは、それが物理学や生物学の理解に欠かすこ
 とのこできない智識であると同時に、医薬品から政治、経済にいたるまで、
 さまざまな事象とその根幹の部分でかかわりをもっているからだ。」

という。ちょっと大げさな気もするが、紅葉、花火、コンピュータ、消臭・・
などさまざまな場面で化学が係わる。本書は、そうした日常と学問を「JOY」
で繋ぐ本である。

一番、わくわくしたのは「ビッグバンの化学」。
太陽、地球、人間の、「元素存在度の周期表」というのがある。H,He,C
などの元素記号が、その存在量の大きさがわかるように○の大きさが変えてあ
り、こういう構造になっているのかーというのが一目瞭然になっている。

で、驚くのは、太陽と地球の元素存在度は、かなり近いこと。さすがに太陽に
はHとHeが多いが、パッと見は、ほぼ同じ。地球は太陽の子どもだ。

さらに驚くのは、地球と人間の元素依存度が、ほぼ相似形であること。人体と
地殻の元素構成はびっくりするほど似ているのだ。人は地球の子であり、そし
て宇宙の子であることを感じさせてくれる。

ハリポッターに登場するスネイプ教授(魔法薬学)の話も登場し、なかなか愉
しい。

本書を読むには、実験、解説、化学式が登場する。高校以上の智識がいる。


<僕の思いつき>

高校の勉強をもう一度やってみたい方、違う視点から愉しくおさらいするとい
いかも。

そういう本が、けっこうあるような・・・

勉強は愉しい。


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<オススメ度>

   ★★★★+化学の魔法

<読んで欲しい方>

   ・化学をおさらいしたい方
   ・化学に親しみたい方
   ・日常の化学変化をすこし勉強したい方

Posted by webook at 2007年04月08日 13:55