800文字の作品をつくる・・・
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●今日の一冊:【てのひら怪談】
ビーケーワン怪談大賞傑作選
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|加門七海/福沢徹三/東雅夫/編
|ポプラ社|2007年02月
|ISBN:4591096998|1,200円|240P
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<本のひらめき>
正直に言うと・・・怪談は嫌いである。それを読んだからといって、べつに徳
するわけでも、さわやかな気分になるわけでもない・・・。
といいながら、この本を読んだのは、ちょっと面白いしかけで成り立っていた
からである。この本は、オンライン書店ビーケーワン(BK1)が、ネット上
で募集した怪談作品から名作佳作を選んでつくられた本である。
募集の怪談は制限つきで、上限が800字、原稿用紙2枚以内というルールで
ある。(どこかで聞いたことがあるようなルールだなあ:笑)
コンパクトな中に、不思議な怖さを演出する個性的な応募作が数多くよせられ
たという。
800文字の怪談。なかなかユニークな試みである。
本書には、時代物、動物系、ネット系のものなど様々な作品がある。
一番短い「げんまん」という作品は、わずか8行だった。(けっこう怖い話)
参考サイト: http://blog.bk1.co.jp/kaidan/
ひんやりしてみたい方、どーぞぞ。
<僕の思いつき>
第一生命のサラリーマン川柳など、よのなかには衆知を集めて楽しむしかけが
いろいろある。
そういうのを何か考えてみるのもいいね。WEB2.0の時代だし・・
できたら怖い話じゃなくって、笑えたり、爽やかになれたりするのがいいね。
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<オススメ度>
★★★☆+怪談怖い
<読んで欲しい方>
・怪談が好きな方
・怪談を作ってみたい方
・怖いのがおすきな方