時代はハガキを求めている・・・
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●今日の一冊:【一枚のハガキで仕事はこんなに変わる】
あなたの「想い」を実現する確実な方法
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|沼澤拓也/著
|PHP研究所|2007年04月
|ISBN:4569690858|1,300円|175P
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<本のひらめき>
ハガキを書いて、営業やネットワークづくりに活かす・・・という成功談は、
聞いたことがある人も多いことだろう。いろんな方が、ハガキというレトロで
アナログな道具を素敵に使って成功されている。この本の著者は、そのなかで
もすごい方。なんと一年に6000枚ものはがきを出されている。
人は、手間をかけた予期せぬものに感動する。出会った人やお世話になった方
にハガキを書くという行為は、メールや携帯電話などコミュニケーションの手
段が非常に便利になった時代だからこそ、輝く。
ハガキをわざわざ書いて、「何か下心はないんですか?」という質問に、著者
は、「下心はアリアリです」と答える。もちろん、伊達や酔狂でやっているわ
けではない。しかし、大切なのは、あざとくテイクするためにギブする・・と
いうものではないところだ。
自分がよくなるためには、まず相手によくなってもらうこと。その結果、ごほ
うびとして、いつかさりげなくいいことが自分にも還ってくる。そういう立ち
位置こそが大切だという。
この本は、ハガキを書いて成功する方法を理解するためではなく、ハガキを書
くことがどんなケミストリーを起すのかを感じるために読みたい一冊だ。
心をこめたハガキ+継続+データ = 思いがけないチャンスと成功
本書のエッセンスは、こんな感じの式になる。年間6000枚のハガキを書く
と聞いてびっくりする。一日16枚ちょっとの計算になる。一日には、案外す
くない数だ。書けそうな気もする。しかし、それと続けることはすごい。
継続の力を著者は、こう表現する。
そうすると何が起こるかというと、最初はバラバラだった人間関係が、
どんどん繋がってくるんですね。
この感覚はとてもわかるような気がする。
ハガキの書き方なども具体的に指南されているので、何かのきっかけに試して
みてはいかがだろう。
<僕の思いつき>
本書のことは、伝ちゃんから伺っていたもの。即アマゾンで購入。
わくわくするエピソードに心が躍った。
「大川三世代」とう梨つくりの応援の話がMoso系の心を打つ。臨機応援団
をハガキを通じてやるっていいね。
http://www.sansedai.com/
それから絵葉書カレンダー(めくりんこ)の話も、Moso系アドレナリンが
ふつふつとわく。12枚つづりの月代わりカレンダーで、日付の上にハガキを
かざるスペースがあるもの。相手にこれをとどけておいて、毎月、月末に翌月
飾る絵がはきを送るものだ。12ヶ月の継続的なプレゼントだ。
http://www.pdr2001.com/product/hagaki/mekurinko/index.html
人と人が、不思議なご縁を繋ぎ、素敵なMosoが実現する・・・そんな共生
の感動をいっぱい生み出したいもの・・・。
絵がはき、カレンダー、人を繋ぐ、夢を応援する・・・なんか、生まれそう。
沼澤さんには、8月ジェイカレッジにご登壇いただき、お盆のころにハガキを
出せるセミナーをお願いしちゃいましょう。わくわく。
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<オススメ度>
★★★★★+ご縁を運ぶハガキ
<読んで欲しい方>
・ハガキなんて面倒だなって方
・絵葉書書くの好きかも・・という方
・はがきをもらってうれしい方