笑って泣いて、熱くなる。
めずらしく、二日続けて同じ本をご紹介。なにせ、気合が入るので、あーる。
うなぎとスッポンで有名な浜名湖近くの小さな街。そこにある三ケ崎中学を舞台にくりひろげられるバレーボール部員と若い臨時教師の物語。
中学2年になった平田育夫をキャプテンとする5人のバレー部員と、国語の代理先生、寺嶋美香子先生が繰り広げるスポーツ物語である。
女子バレー部にもこてんぱんに負けてしまうなさけない男子バレー部に、なんと美人の寺嶋先生が顧問としてやってくる。
悪がきたちは、「試合に勝ったらおっぱいを見せてくれる」・・・そんな約束を寺嶋先生からひきだしてしまう。
下心ありありの妙なモチベーションだが、5人は、生活態度を180度転換、練習にも勉強にもはげみだす・・・。
寺嶋先生が、先生になるきっかけをくれたのは、中学生のころの恩師、原田先生だった。高村光太郎の「道程」を読んだ感想文が読書感想文コンクールに入選する。原田先生の、「さりげない教え方」を後日しることになる寺嶋先生はおおいに感動する。(ここ、泣ける!)
悪がきのイタズラあり、恋愛あり、心のふれあい、男の矜持あり・・・様々な要素が、みごとに織りなされ、読み手をぐいぐい引き込んでくれる。
笑って、泣いて、爽やかな読後感を残してくれる、この作品。映画もぜったい見にいこっと・・
夏目漱石の「坊ちゃん」、石坂洋次郎の「青い山脈」などを彷彿とさせながらニヤニヤ、ドキドキの楽しい展開がある。
もう手放しで賞賛を送りたい作品。サイコウ!
来年は、続編が出るとかで、これまた楽しみ。
中学生のころ、実は僕も読書感想文に入選したことがあった。全校生徒の前でそれを読まされたのは、ちょっと緊張したけれど・・・なんかうれしかった。
ひょんなことでスポットライトをあててもらえるっていうのは、うれしいものだ。誰かにフォーカスしてライトを当てるのも、これまた楽しい。
当てれば、自分もうれしくなる。臨機応援団、発進。
臨機応援団のモットーをちょっとご紹介。
1)すべてを受け入れる素直さ
2)やれることはすぐやる機敏さ
3)未来に明るさを託す楽天さ
4)なにげない日常に感謝できる感性
5)自ら変われる勇気
6)お先にどうぞの品性
7)一瞬の「間」をもてる冷静さ
「臨機応援・団」・・・っていう小説、書いてみたくなった・・・。
★★★★★+オーっパイ!Oh~★
・あのころの青春時代にワープしたい方
・わくわくドキドキしたい方
・モチベーションとマスタベーションの区別がつかない方