2007年06月27日

おっぱいバレー ~ 水野宗徳 + ジェイカレッジ予告


   笑って泣いて、熱くなる。

書籍情報

おっぱいバレー
おっぱいバレー
posted with amazlet on 07.07.17
水野 宗徳
泰文堂 (2006/11)
売り上げランキング: 10067


本のひらめき

めずらしく、二日続けて同じ本をご紹介。なにせ、気合が入るので、あーる。

うなぎとスッポンで有名な浜名湖近くの小さな街。そこにある三ケ崎中学を舞台にくりひろげられるバレーボール部員と若い臨時教師の物語。

中学2年になった平田育夫をキャプテンとする5人のバレー部員と、国語の代理先生、寺嶋美香子先生が繰り広げるスポーツ物語である。

女子バレー部にもこてんぱんに負けてしまうなさけない男子バレー部に、なんと美人の寺嶋先生が顧問としてやってくる。

悪がきたちは、「試合に勝ったらおっぱいを見せてくれる」・・・そんな約束を寺嶋先生からひきだしてしまう。

下心ありありの妙なモチベーションだが、5人は、生活態度を180度転換、練習にも勉強にもはげみだす・・・。

寺嶋先生が、先生になるきっかけをくれたのは、中学生のころの恩師、原田先生だった。高村光太郎の「道程」を読んだ感想文が読書感想文コンクールに入選する。原田先生の、「さりげない教え方」を後日しることになる寺嶋先生はおおいに感動する。(ここ、泣ける!)

悪がきのイタズラあり、恋愛あり、心のふれあい、男の矜持あり・・・様々な要素が、みごとに織りなされ、読み手をぐいぐい引き込んでくれる。

笑って、泣いて、爽やかな読後感を残してくれる、この作品。映画もぜったい見にいこっと・・

夏目漱石の「坊ちゃん」、石坂洋次郎の「青い山脈」などを彷彿とさせながらニヤニヤ、ドキドキの楽しい展開がある。

もう手放しで賞賛を送りたい作品。サイコウ!
来年は、続編が出るとかで、これまた楽しみ。


僕の思いつき

中学生のころ、実は僕も読書感想文に入選したことがあった。全校生徒の前でそれを読まされたのは、ちょっと緊張したけれど・・・なんかうれしかった。

ひょんなことでスポットライトをあててもらえるっていうのは、うれしいものだ。誰かにフォーカスしてライトを当てるのも、これまた楽しい。

当てれば、自分もうれしくなる。臨機応援団、発進。

臨機応援団のモットーをちょっとご紹介。

 1)すべてを受け入れる素直さ
 2)やれることはすぐやる機敏さ
 3)未来に明るさを託す楽天さ
 4)なにげない日常に感謝できる感性
 5)自ら変われる勇気
 6)お先にどうぞの品性
 7)一瞬の「間」をもてる冷静さ

「臨機応援・団」・・・っていう小説、書いてみたくなった・・・。



オススメ度

★★★★★+オーっパイ!Oh~★

読んで欲しい方

・あのころの青春時代にワープしたい方
・わくわくドキドキしたい方
・モチベーションとマスタベーションの区別がつかない方

Posted by webook at 2007年06月27日 14:23 | TrackBack