一度見たら、ゼッタイに忘れません・・・
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●今日の一冊:【プレイバックシアター入門】
脚本のない即興劇
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|宗像佳代(むなかた・かよ)/著
|明石書店|2006年08月
|ISBN:4750323802|3,000円|202P
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<本のひらめき>
何年か前だった。
プレイバックシアターの衝撃のパフォーマンスを目にしたのは・・・。
たしか結婚式だったか誰かのお祝い会だったか・・・そこにプレイバッカーズ
のメンバーの人達がいた。わすか2、3分のインタビューの後、一瞬の間をお
いて、そのドラマは始った。3人の人が何の打合せもせず、いきなり寸劇をは
じめる。その内容は、直前のインタビューの核心をついたすばらしい内容で、
見る人を釘付けにした。目が点になるというのは、正にあのときのことだった。
万雷の拍手は、その日一番のオベーションだった。
ずっと心の奥にしまわれていたプレイバックシアターが、つい最近、図ったよ
うに近づいてきた。最初は、ODECOのフォーラム。プレイバッカーズのメ
ンバーの佐藤久美子さんと名刺交換。その時の僕の心の声は・・・
「え、えぇーー、プ、プレイバック・・・。あのときの・・・」だった。
それから数日後、プレイバッカーズの代表宗像さんと、ジェイカレッジの打合
を行っていた。
そのとき著者の宗像さんからいただいたのがこの本だ。プレイバックシアター
のことを紹介したすばらしい本である。
ところで、そのプレイバックシアターって何なのさ・・・
誰かの体験談を、即興で演じるプレイバック演劇
しかも、「思わず引き込まれる」ような、そして「ひと事とは思えないほど胸
をうつ」表現力がある。通常、アクターとミュージシャンと、コンダクターと
で構成される。コンダクターが観客の一人から「体験談」「物語」を聞き出し
コンダクターとミュージシャンが打合せもせず即興で演じる。そんな感じだ。
本書は、まずプレイバックシアターを見てから読むと、深い共感が得られる。
<僕の思いつき>
プレバックシアターを、ジェイカレッジでもお願いすることになった。幸運!
多分10月初め。初めての方は、ものすごい感激と共感を覚えると思う。それ
から本書を読めばいいのだけれど、善は急げ。感じたときは即行動。今のうち
に本だけは手に入れておいたほうがいい。そうすると、イベントが向こうから
やってくるから。
どうやら、宇宙はそういうふうにできている、らしい。ね!
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<オススメ度>
★★★★★+脚本のない感動
<読んで欲しい方>
・不思議な感動を味わいたい方
・演劇にちょっとあこがれる方
・自分の所属する組織をちょっと元気にしたい方
<欲しくなっちゃった方は>
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