2007年07月03日

世界一やさしい問題解決の授業 ~ 渡辺健介 + 私には夢がある10年の軌跡

中高生だけじゃ、モッタイナ~イ

書籍情報

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
渡辺 健介
ダイヤモンド社 (2007/06/29)
売り上げランキング: 53

本のひらめき

ピラミッド構造、マトリクス分析、滝グラフ、仮説検証・・・とくれば、ビジネスパーソンが得意とする様々な問題解決のツールである。

本書は、もとマッキンゼーで活躍した著者が、中高生むけに、問題解決の道具をやさしく解説する本である。

そもそも問題解決とはどういうことなのか・・を1限目に、そして中学生バンド「キノコLovers」のコンサートの集客問題を2限目に、最後は、タロー君がパソコンを手に入れるための具体的な目標立てとそれを達成する方法を考えるのが3限目、こんな構成である。

えー、中高生がこんなこと知ってたら、大人としてはけっこうヤバいかも・・
というすごい問題解決力養成の本である。これを読める中高生がうらやましい。

中高生がいる親御さんは、まず自分が先に読んでから渡してあげよう。笑


僕の思いつき

仕事で使っている様々な手法や、考え方などを、子どもたちの問題に投影してみるのもいいね。あるいは、家庭の問題にしてみるのもいい。

企業の会計の世界を、家庭の家計で考えてみたりするのはよくある話。

立ち位置を変えて、考えてみる・・・それはひとつの素敵な方法論である。



オススメ度

★★★★☆+モッタイナイ

読んで欲しい方

・問題解決力をつけたい方
・人に教えるのが好きな方
・マッキンゼーにあこがれる方

Posted by webook at 2007年07月03日 16:01 | TrackBack