成功 ∝ 影響力、求心力
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●今日の一冊:【求心力】
人を動かす10の鉄則 圧倒的に人を引きつける人になれ!
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|ジョン・C.マクスウェル/ジム・ドーナン/著
|三笠書房|2007年07月
|ISBN:4837956769|1,400円|221P
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<本のひらめき>
ホンモノのリーダーに共通する大切なものは、卓越した知識や、人をロジカル
に説得できる弁舌や、ましてその地位といった一次的な能力やポジションでは
ない。
なんといっても、その「人間力」である。
彼(彼女)がかもしだす不思議な力・・・、「あの人についていきたい」と思
わせる力・・・それが求心力。
その力を身につけるための心得と方法が、豊富なエピソードや格言を引用しな
がら語られている。さながらセミナーを聞くような流れの中で、ナルホドーと
納得するものがいっぱいある。
例えば:
大半の人は、誰かからか「励ましの言葉」が欲しいと切望している。そして
人が最も影響を受ける相手とは、「自分を最大限に評価してくれる人」なの
である。
激励は、魂にとっての酸素である。
期待をかけると、“期待以上の成果”返ってくる。なぜなら、
人は、いつでも「相手の期待」に応えようとする、から。
とはいえ、人に期待したり、じっと待ったりすることは、なかなか忍耐がいる。
人を信じるとは、種に水をやるように「秘められたもの」を育てること
でもある。
そして、仲間に対しては、聴くという業がもっとも大切。ある学生との問答で
素敵なものがある。聴く、ということを定義してみよ・・という問いへの答え。
聴く、とは、聞きたいと思うことです。 ← これ、秀逸!
心の声を聞く、相手の立場に立つ、信じて任せる、後ろ盾になる、・・・など、
カリスマ的リーダーの持つべき力を、とても心に響く言葉で語っている。
リーダーとその予備軍の方、必携の一冊。
<僕の思いつき>
ノードストームの経営哲学が紹介されている。いつか別の本でも読んだような
気もするが、改めて書き留めておこう。会社が現場に権限を委譲するときの、
経営哲学が凝縮されているから・・・・
ノードストロームへようこそ
あなたをわが社の一員として迎えることをうれしく思います。
我が社の第一の目標は、お客様に優れたサービスを提供することです。
人生の目標も仕事の目標も高く設定しましょう。
皆さんには、それを達成できる能力があると信じています。
ノードストローム・ルール
ルール1: 「いかなる状況においても自分の判断が正しいと信じること」
それ以外にルールはありません。
質問があれば、いつでも、遠慮なく、部長なり、店長なり、事業部長なり
に尋ねてください。
なんと潔く、現場に権限を委譲していることだろう。シビレル。
シビレルような会社に、僕たちも会社を高めていきたいねー。
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<オススメ度>
★★★★★+ついていきたい!
<読んで欲しい方>
・メンターになりたい方
・リーダーの風格を身につけたい方
・未来のリーダーを目指す方
<欲しくなっちゃった方は>
・アマゾン http://tinyurl.com/2npjvm (日本の方)
・富士山コム http://tinyurl.com/g4qd (アメリカの方)